死ななきゃ自由になれない?学問の自由はどこへ行った?『落語・掛け算』(計算の順序)
20年後の未来へGO! シン・アオヤマFプレップスクールです。
ネットで時々話題になる、掛け算の順序問題。
2x3、3x2どっちが正しいの?
「腑に落ちた」という人がいたので読んでみた記事
『落語・掛け算』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881150910/episodes/1177354054881151009?utm_content=buffer63322&utm_medium=social&utm_source=twitter.com&utm_campaign=buffer
すみません! 私にはちっともわかりませんでした。
読解力、やばいかも。
落ちは、「死後に自由(4x5=20)」ということなのですが、
結局、何が言いたいのでしょう。
落ちだから、あまり気にしなくていいのでしょうか?
本当につたない(つまり理解している手ごたえがない)
ぼくの解釈ですが、
□ 規則に従わないと、社会が混乱するでしょ
□ 規則は国または偉い人が決めたもの
□ 守らないと笑われる
一方では、
□ 規則にがんじがらめなのもおかしい
↑
おかしいから、みんなのやる通りにしておけということなのか?
いえ、この記事については、ぼくは本当にわかっていなくて、
わかっていないことをさらすのは恥ずかしいのですが、
本気で、誰か教えてほしいです・・・
========================
掛け算の順序については、ぼくは、以下のような観点で、
子どもたちに、またときに大人たちにも説明しています。
1.世界をどう見ているか(見る順序、考える順序)
2.論理性またはそれなりの合理性
3.歴史の重み
以下、順に。
1.世界をどう見ているか(見る順序、考える順序)
A: 『2つのものが3セットある』 と見ているか
(記事の例では、ウサギには耳が2つある。そのウサギが3羽いる)
B: 『3セットあるよ。1セットには2つずつ、付いているよ』
(英語で言えば、3 sets of 2)
<別の場面ですが、日本語の特徴としてぼくがよく持ち出す例>
ノコギリクワガタは、ノコギリか?クワガタか?
A: ノコギリみたいな角を持っているクワガタ
B: とにかくクワガタなんだよ、ただしノコギリみたいな角を持っているやつね
2.論理性またはそれなりの合理性
日本人の場合、または日本語の場合、Aのような思考法が一般的。
だから、2x3とするのが、それなりの合理性を持つ。
英語の場合(と言い切れる自信はありませんが)
全体像からとらえる視点を持っていると、
3x2と捉えた方が合理的。
大事なことは、【決まっているから】じゃなくて、
言っている人と、読んでいる人が、なるべく共通の認識を持てるよう配慮されているか。
だから、単位を付けて書くということは、親切。
(記事の例でも、2本/羽 x 3羽 = 6本 と書けばよい)
3.歴史の重み
ネットで時々話題になる、掛け算の順序問題。
2x3、3x2どっちが正しいの?
「腑に落ちた」という人がいたので読んでみた記事
『落語・掛け算』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881150910/episodes/1177354054881151009?utm_content=buffer63322&utm_medium=social&utm_source=twitter.com&utm_campaign=buffer
すみません! 私にはちっともわかりませんでした。
読解力、やばいかも。
落ちは、「死後に自由(4x5=20)」ということなのですが、
結局、何が言いたいのでしょう。
落ちだから、あまり気にしなくていいのでしょうか?
本当につたない(つまり理解している手ごたえがない)
ぼくの解釈ですが、
□ 規則に従わないと、社会が混乱するでしょ
□ 規則は国または偉い人が決めたもの
□ 守らないと笑われる
一方では、
□ 規則にがんじがらめなのもおかしい
↑
おかしいから、みんなのやる通りにしておけということなのか?
いえ、この記事については、ぼくは本当にわかっていなくて、
わかっていないことをさらすのは恥ずかしいのですが、
本気で、誰か教えてほしいです・・・
========================
掛け算の順序については、ぼくは、以下のような観点で、
子どもたちに、またときに大人たちにも説明しています。
1.世界をどう見ているか(見る順序、考える順序)
2.論理性またはそれなりの合理性
3.歴史の重み
以下、順に。
1.世界をどう見ているか(見る順序、考える順序)
A: 『2つのものが3セットある』 と見ているか
(記事の例では、ウサギには耳が2つある。そのウサギが3羽いる)
B: 『3セットあるよ。1セットには2つずつ、付いているよ』
(英語で言えば、3 sets of 2)
<別の場面ですが、日本語の特徴としてぼくがよく持ち出す例>
ノコギリクワガタは、ノコギリか?クワガタか?
A: ノコギリみたいな角を持っているクワガタ
B: とにかくクワガタなんだよ、ただしノコギリみたいな角を持っているやつね
2.論理性またはそれなりの合理性
日本人の場合、または日本語の場合、Aのような思考法が一般的。
だから、2x3とするのが、それなりの合理性を持つ。
英語の場合(と言い切れる自信はありませんが)
全体像からとらえる視点を持っていると、
3x2と捉えた方が合理的。
大事なことは、【決まっているから】じゃなくて、
言っている人と、読んでいる人が、なるべく共通の認識を持てるよう配慮されているか。
だから、単位を付けて書くということは、親切。
(記事の例でも、2本/羽 x 3羽 = 6本 と書けばよい)
3.歴史の重み
たとえ、偉い人の発言であっても、独裁者の押し付けであっても、
時代を超えて、納得感を得続けていくことは難しい。おかしいものは淘汰される。
長い年月、たくさんの人に受け入れられてきた考えは、
そう簡単には覆すことはできない。
だけどだけど、自分が本当に納得していることがあって、
それを正しくみんなに伝えることができたら、
その能力と勇気があったら、世の中は変えていける。
実際人類は、それまでの常識と、時には戦いながら歩んできている。
学問の自由が、
日本の憲法でも、また世界の多くの国でも認められているのは、どうして?
世界を観察し、論理や合理性で共通認識を育て、
一方では歴史の重みも感じつつ、未来を切り開いていく。
そのために、今勉強をしているわけで、
決して、決して、規則を守ることが絶対善ではないし、
死後にしか自由がないわけではない。
繰り返しになりますが、「考えることの自由」は、
いつでも、だれにでもあると、ぼくは思っています。
今あるルールがおかしいと思ったら、思考実験してみたらいい。
□ もし、掛け算の順序を自由にしたらどうなるか?
□ 2πrを、r2πと書いてもよいとしたら、どうなるか?
□ 足し算と掛け算が混じっているときに、足し算からやるルールにしたらどうなるか?
どんなルールでも、規則でも、偉い人が言ったことでも、
疑問に思ったら、自分の頭でもう一度考えたらいい。
どんなルールでも、規則でも、偉い人が言ったことでも、
疑問に思ったら、自分の頭でもう一度考えたらいい。
考えたうえで、そちらの方がよいと思ったら、
それを誰かに言ってみたらいい。
そして、みんなが納得できるよう話し合えばいい。
そうすると、論理性やそれなりの合理性というものが、自然と必要になってくる。
それを知るために勉強しているのではないかな。
人間のルールは、人間が考えるものではないでしょうか。
そして、みんなが納得できるよう話し合えばいい。
そうすると、論理性やそれなりの合理性というものが、自然と必要になってくる。
それを知るために勉強しているのではないかな。
人間のルールは、人間が考えるものではないでしょうか。