いいものはいいと言えること(嫌いだろうが苦手だろうが、興味がなかろうが)

「Like」が「いいね」と訳されてからなのか、その前からなのか。

子どもたちと話していて、「良い悪い」の話と「好き嫌い」の話が混ざっていることが気になっています。というか、子どもたちはほとんど「好き嫌い」の話をしています(ということは、Like 以前からそうだったのでしょうね)。勉強は嫌いだ、算数が嫌いだ、虫が嫌いだ、、、(多くの場合、わたしは「嫌いだ」という宣言を受けるのですが(笑))

□ 語彙を増やそう
□ もう少し細かく考えてみよう
□ 感情のことは一旦置いておいて、物事を見つめてみよう
□ 結果的に、その子の視野を広げる
という観点で、「好き嫌い」の話を掘り下げるようにしています。

翻って考えれば、大人も自分の好き嫌いについて話し、子どもにも尋ね、好きな物を与え、歓心を買っているのでしょうかね。確かに子どもの笑顔は、こちらも嬉しくなりますし、安心した気持ちにもなれます。だけど子どもは大人のペットではないと思うんですよね(というとペットに失礼にあたるのかもしれません)。

自分が好きじゃなくても、興味がなくても、
いいものはいいし、すごいものはすごいし、それを生み出した人や自然は感動に値するし、自然に尊敬の念も湧いてくるし、そしたらいつの間にか好きになっているかもしれないし。
そんな可能性の芽を摘み取ってしまいたくないのです。

 

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