緊急入院とその対応について(青山プレップスクール)
6月2日、急遽の入院、その後手術となり、皆さまにはご迷惑とご心配をおかけしております。大変申し訳ありません。
入院に至るまでの経緯や、そこから得た気づきについては、いずれ何らかのかたちで子どもたちに伝えたいと思っています。
(――けっこうおもしろい話なんです。人生って、予想外だからおもしろいのかもしれません。そんな時こそ、生きた勉強しているかどうか、考える力の鍛えられているか、そして何より「逆境さえも面白がること」そのものも、大切な能力なんだと実感しています)
さて、現時点では入院期間など未定の部分も多くありますが、以下の方針のもと、対応を順次進めております。
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方針0|一律対応ではなく、その子に合わせて
いつも通りですが、全員に同じ対応をするのではなく、今のその子の状況に合わせて柔軟に進めます。
方針1|「やらない理由」に負けない
子どもたちは、とても賢くて、「やらない理由」を見つけるのが本当に上手です。
だからこそ、今回の状況を、「仕方ないよね」と何もしない理由にしてほしくないと思っています。
やるべきことを、やれる形で。やらないよりは、ちょっとでも前に。
そういう姿勢を、いっしょに大切にしていきたいです。
方針2|逆境から、逆転を学ぶ
普通に考えたら、「無理でしょ」と思うような状況。
でも、そこで工夫して、試して、考え直してみると、意外とできたりするものです。
そういう逆転の仕方を身につけた人は、きっと将来に強い。
今回の出来事も、そんな“技”を磨くきっかけにできたらと思っています。
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余談ですが——
今回、2日に緊急入院した直後、3日にはまた急遽、緊急手術。
なかなかスリリングな展開です。
手術の目的はもちろん、病気を調べるためなのですが、切除した一部の細胞(神経と筋肉)は、国の研究施設に送られました。
私ごときの一部が、人類の未来のために役立ててもらえるというのは、ちょっと感動的で、何より嬉しいことでした。
正直なところ、私は自分の身体にあまり興味はありません。
それよりも、皆さんがそれぞれに成長し、これからの時代に合った準備ができている状態になっていくこと――それが、私にとっての最大の関心事であり、日々の原動力です。
そんな形で、私は人類の未来に貢献したいと思っております。
「どうか、ゆっくり休んでくださいね」
そんな優しい言葉もたくさん頂きました。本当にありがたいです。
でももし本音を言ってしまうなら――
子どもたちそれぞれが、それぞれのスタイルでいいから、未来に向けた準備を始めてくれること。そうなった時に初めて、私は心置きなく休めるな。
それが私のささやかな希望ですが、決して私が楽をしたいわけではありません。
私はただ貢献させてもらえたらありがたいなということだけです。
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今後も状況が変わり次第、随時お知らせいたします。
ご不便をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。