最高の褒め方(あふれる情報に惑わされないで)


 「子どもの褒め方」について、以前よりもメディアによる情報が増えているように思います。核家族化、地域の希薄化、少子化によって、子どもに接する機会が減る中で、不安に感じるのは当然だと思います。ネット上にもたくさんの「答え」があります。

会ったこともない人の、誰に向けて発せられたかわからない一般的な情報
vs.
目の前の我が子の様子・それを見る自分の目・今までの親子の歴史

どちらを信頼しますか?

最高の褒め方

私が、うちの生徒さんの保護者さまにお願いしているのは、
以下のような褒め方(?)です。

  • 目を合わせて、ガッチリ握手(笑顔でも、真顔でも)

  • 自分の「褒め方のパターン」を知る(実はそんなにバリエーションはないかも)

  • 他の「褒め方」を知る

  • やってみてよく観察する。心の中を覗き込む

***注意してほしいこと***
* 情報が「正解」ではないということ
* 情報はなんの「責任」も取ってくれないということ


この情報も、ネットで配信している以上、「会ったこともない人の情報」ということになりますが、私が言いたいのは、私を信じてくださいということではなく、

目の前の子供の表情をよく見てください、

ということです。
一番長く一緒に、一番その子のことを考えている自分を信じてください。
ただし、必ず人間には偏りがありますので、自分の癖を知ることや他の情報を参考にすることは、とても良いことです。


「こうしなきゃいけない!」という強迫観念に囚われるのが一番良くないです。
どんなことでも、毒にも、薬にもなりますし、多少の毒でも薄めれば大丈夫です。
そういう意味で、「薄める」(流行り言葉で言えば、多様性)は、やはり大事ですね。

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