図鑑から学べること(見どころ8,9:名前が雑!)

小学生たちとよく図鑑を見ています。

最近の小学生は、他にも情報がたくさんあるためか、あまり図鑑を見ないのかな? 私が子どもの頃は、恐竜図鑑、動物図鑑、昆虫図鑑、、、隅から隅まで覚えるほど図鑑を見ていました。


改めて今、小学生と一緒に図鑑を見ていると、勉強になるなーと思うことがたくさんあります。

  1. もちろん、さまざまな多様性を見て取ることができます
  2. 自然の驚異(信じられない色や形)
  3. 共通点、相違点、特徴点を見出すこと
  4. レイアウトの読み取り(写真と名前の対応)
  5. 見た目の形や大きさ(角度や長さ)
  6. 小さい字にも、面白いことが書いてある
  7. 名前の意味
  8. 名前の構造を通して、構造的な理解
  9. 構造的な理解から、(日本語の)文法
  10. 先入観を外して物を見ること(キモイとか一回忘れよう)
本当におススメは、両生類や昆虫のページなのですが、苦手な方もいらっしゃるでしょうから、鳥の写真にしました。

両生類や昆虫類の多様性には、驚かされるばかりです。
そして、「名前が雑!」なところにもぜひ注目していただきたい。

シロハラトウゾクカモメ

ここから何が読み取れるでしょう。

字を読むことに必死で、名前の意味を無視している子も少なくありません。
そのうえで、名前の意味に注目すると?
これ、どういう意味?

「腹が白い トウゾクカモメ!」  ←おお、すごい。日本語わかってる!

「トウゾクカモメって何?」

「盗賊のカモメ!」        ←おお、すごい!でも盗賊のってどういうこと?

「盗賊みたいなカモメ!」     ←おお、すごい!

「盗賊みたいなってどういうこと? 見た目かな? 行動かな?」

比喩や見立ての練習にもなります。
5分間ほどでしたが、楽しかったね。

(ここでの授業だけで完結するのではなく、「面白いな」と思ってもらうことが目標。そうすれば、自分で補ってくれるから)


ところで、ハムシとかゴミムシとか、かわいそすぎるよね・・・

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