5月5日

5月5日に、祖母が永眠いたしました。

第一子で、長男で、初孫で、下にすぐ妹がいるとなると、
ご多聞にもれず、大変なおじいちゃん子、おばあちゃん子でありました。

祖母宅が、高岡の古城公園の堀端にあったので、
夏休みは高岡に行って、セミやチョウをつかまえて、甲子園を見てと、スイカを食べる
という小学生時代でした。

たくさんのことを忘れてしまって、覚えていることと言えば、
全体としてのイメージやにおいなどの感覚、そんなものばかりです。

1つだけ、こういう場所にふさわしい思い出としては、
たぶん小学校の6年生の頃、学校で歴史を習い始めて、それなりに興味を持ち、
「ぼくも、大きくなったら偉い人になる」
と、まあ無邪気に言った時のこと。


祖母は、こう言いました。
「なーん(いいやの意)、偉い人なんか、ならんでいい。
立派な人になりなさい」


これは結構ビックリしました。
  ・ 「そうだね、頑張りなさいよ」あたりが、普通の応えではないでしょうか
  ・ 「偉い」と「立派」の意味が違うこと、必ずしも 偉い人=立派な人 ではないこと
  ・ 立派な人ってどんな人だろう
いろんな疑問が起こりましたが、
妙に記憶に残っているやりとりで、
もしかしたら、自分の人生について考え始めるきっかけになったかもしれません。


さて、ばあちゃん、なかなか立派な人というのは、難しいです。
そのようにできていないことも、たくさんあるし、
多少そのようにできている時でも、「損な生き方だなあ」と考えてしまうこともあります。

まあでも、ぼくはぼくの道を生きるしかないわけで、
いまいち冴えないし、歩みも遅いですが、
まあ、前には進んでいると思います。
せいぜいがんばってみます。




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明日もがんばります。

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