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3月, 2015の投稿を表示しています

学生、生徒も社会人です

その先へ! 20年後の未来のために、新・青山Fプレップスクールです。 幼稚園から、私より年上の方まで、 幅広い年齢層の生徒さんのご支援をさせていただいております。 マンツーマンでやっているので、人間の集団(社会)というものを 意識しにくい環境になっているのは、ちょっとマイナス面かなと思っております。 その代わり、たとえ5歳の子であっても、 ぼくはその子を一人の社会人として扱っているつもりです。 学生や生徒であっても、社会を構成する重要なメンバーであり、 何らかの形で社会に貢献する方法はあるはずです。 勉強って、机の向かって、鉛筆を動かすことだけではなくて、 普段の生活、日常の何気ない一瞬にも、 学びのチャンスは転がっていることに、もっと気づけるといいな。 そうは言いながらも、やらなければならないこともあり、 微妙なバランスだと思うのですが、 経済的にはきっとそれすらも分けて別サービスにするといいんだろうな。 (しませんが)

受験勉強は、「引き算」でだいたいいける (簡単だからつまらないけど、評価してくれる人がいるなら乗っとけ)

その先へ! 20年後の未来のために、 新・青山Fプレップスクール です。 4月から小学6年生、中学3年生、高校3年生になる生徒さんに、 そろそろ受験の話をしなければならない季節になりました。 受験勉強って聞くと、大変そうと思うかもしれませんが、 実は、受験勉強は普段の勉強に比べれば、大したことはありません。 その代わり、勉強に対する見方を少し変える必要はあります。 ○ 範囲が決まっている ○ 合格点を取りに行けばいい ○ 相手がいる競争である ○ 出題には癖が出る 特に今回は、【範囲が決まっている】という観点から、お話いたします。 受験勉強は、引き算だと言うことはよく申し上げるのですが、 これには2つ意味があって、 A: 引き算の計算に強くなると、計算全体が強くなる B: 余計なことをしないで、やるべきことをしっかりとやる Aの引き算の重要性は、またお話ししたいのですが、 今日は、Bのお話。 ========================= 問題集もいろいろ手を出して、塾や予備校にも通って、 そこでも、たくさんの覚えることややるべきことを指摘されて、 あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ、、、 これは、望ましくないパターンです。 受験生になるにあたって、まず最初にやって欲しいことは、 各教科の単元リスト作りです。 教科書の目次を見ながらでいいですから、 単元の一覧を作っていきましょう。 次に、その一覧を見ながら、単元同士の相互関係を図にします。 Aを踏まえて、BとCがある。 Bからは、Dの話に発展し、 Cからは、Eの話に発展する。 単元の相互関係マップができれば、根本的な単元が見えてきます。 単純に、派生している単元が多い方が、根本的だと考えて差し支えありません。 そのマップが出来上がったら、あとは1年かけて、このマップを塗りつぶしていくだけです。 塗りつぶしの種類は、3種類ほどに分けておくのが良いと思います。 (3段階で完成させるイメージ) 第一段階: だいたいわかってるよ 第二段階: 教科書レベルの問題なら、手が止まらずに、ほとんど間違いなく解けるよ 第三段階: 入試レベルの問題でも、ほとんど解けるよ ほとんど、という表現は

強い言葉と弱い言葉 (微妙な違いを感じ取れる感受性)

その先へ! 20年後の未来のために、 新・青山Fプレップスクール です。 素粒子の話の中に、 自然界の4つの力として、「重力」、「電磁気力」、「弱い力」、「強い力」というものが考えられています。それはとても興味深い話ではあるのですが、今日はそこから転じた、学習指導に関する4つの言葉について。 遠くまで届く言葉 ・ 重い言葉 ・ 刺激的な言葉 遠くまで届かない言葉 ・ 強い言葉 ・ 弱い言葉 大教室で行われる集団授業、テレビやインターネットなどで流される言葉というものは、遠くまで届く必要があります。そこで使われる言葉は次の2つに分類されます。 ・ 重い言葉    偉い先生のお言葉 ・ 刺激的な言葉    聞いた瞬間に人を感電させるような、刺激に満ちた言葉 また、ごく小さな集団や個人間で交わされる言葉も、分類することができます。 ・ 強い言葉    話題をリードしていく、共通認識を生み出す言葉。    重い言葉や、刺激的な言葉よりも強い力で、個人に働きかけます。 ・ 弱い言葉    個人間のバランスを調整したり、世界観の差異を埋め合わせる何気ない言葉。 うちは、マンツーマンのレッスンをしているので、重い言葉や刺激的な言葉は必要ありません。 普段使っている言葉は、強い言葉と弱い言葉です。 ・ 強い言葉は例えば、    ・ 「ダメでしょ!」、「勉強しなさい!」    ・ 「この問題は、こう考えてこう解けばよい」    ・ 「今のままでは目標達成は難しい。危機感を持って」    ・ 大げさな褒め言葉    ・ 「医者になるなんて詰まらない。立派なお医者さんになってください」 ・ 弱い言葉は例えば、    ・ おっ!えっ?うんうん・・・    ・ なるほどね    ・ で、次何するんだっけ?    ・ さっきの問題とどこが違うかな?    ・ こんなような話って、他の場面(別の教科や単元)でも出てこなかったっけ? ぼくはなるべく、【弱い言葉】を多用して、【強い言葉】の使用を極力抑えています。 なぜかというと、、、 今の子どもたちの周りには、強い言葉ばかりが使われているのではないかと思うわけです。 子どもたちが普段使う言葉は、テレビなどから影響を受けた【強い言

それでも、『能力があって、勇気のあって、いつもニコニコしている子』

その先へ! 20年後の未来のために、 新・青山Fプレップスクール です。 小さな塾を、細々とやっています。 一人ひとりのことをできるだけ理解して、指導に反映させるようにしています。能力や興味以外にも、その子の持っている背景、マインドセットから、その日の気分まで、ちょっとしたことで子どもの集中力や理解力が変わってしまいます。 当然の成り行きとして、だんだん半分ぼくにとっての友達、後輩、同僚、子どもみたいに感じてきます。だから、学校の成績や受験の結果以外に、もっとその子の将来に責任があるのではないかと。 いろんな子がいます。 勉強のとてもできる子もいれば、数年分遅れているなと思われる子もいます。お金持ちのおうちの子もいれば、そうでない子もいます。厳しそうなご家庭の子もいれば、そうでないご家庭の子もいます。誰とでもすぐに友達になれる子もいれば、一人でいるのが好きな子もいます。 20年後には、みんなまったく別々の場所で、別々の人生を送っているのだろうと思います。 国際的な舞台で活躍している子もいるでしょう。地味な仕事だけれども責任をもって周囲から信頼されている子もいるでしょう。自分で事業を起こして世の中に新しい価値を提供している人もいるでしょう。温かい家庭を築いて子育てを頑張っている子もいるでしょう。 それぞれの未来に、何が待ち受けているのかは、今時点では想像がつきません。 先日こんなWebサイトの記事を読みました。 <優秀さとは何だろう>成功者を生み出せなくなったテレビ業界の危機 http://blogos.com/article/106671/ 一昔前(就職難の時代)ごろから、就職活動と、実際の仕事のギャップが話題にされていました。 曰く、就職活動においては、志望理由や入社後に何をしたいのか、など語らせるが、実際に入ってみるとそんなことは全然やらせてもらえない。結果として短い年数で会社を去る若者が増えていると。 確かに企業は、営利目的の団体であり、個人の夢を実現する場所ではありません。また、細かく専門化された分野に分かれており、協調して進めることを当然要求されます。 もしかしたら、言われたことを粛々とやる人間の方が歓迎され、学歴エリートの『良い子』だけ作っていけばいいのかなあ。。。その子にとってもそれが幸せなの