三者三様すぎて、とても勉強になった(現実とは何か)

『小林・益川理論の証明』(立花隆)

晩年にして、最高傑作ではないかと思われる名著。はっきり言えば、難しい内容だが、正確さを極力落とさずに、かつ簡明に。


その感動を伝えたくて、三者会談。

ぼく: 宇宙がどうなっているか。その現実は、ぼくたち人間には想像も及ばないほど創造的。宇宙(この世界全体の意味で使っています)はやっぱりすごい! そしてそれを証明する人類も、かなりがんばってる!


Aさん: 宇宙が現実? そんなの現実じゃない! 友人関係やテストの結果のほうが現実。 宇宙が現実というなら、むしろアニメや小説のなかに描かれるリアリティのほうが、わたしにとってはよっぽど現実!


Bさん: 宇宙が現実? それより今日の夕食を何にするか、が現実!


ぼく: はい。すみません。


何に対して、「現実」を感じるか。

こんな当たり前に思えることさえ、立場や経験によって異なる。ぼくにとっては思いもよらない発言でしたが、言われてみれば確かにそうだ。

だからこそ、多重に世界を認識する必要がある、と改めて感じた、ちょっとした出来事でした。

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