2018年4月19日木曜日

生きてれば大変なこともあるかもしれないけれど、なんとか力強く生きていって欲しい。そのための、盾と剣と仲間と仰ぎ見る星と。

20年後の未来のための、他にないけど当たり前の学びの方法と見方を提供する 新・碧山Fプレップスクールです。

11年が経とうとしています。
何の経験も算段も後ろ盾もないところからのスタートでした。諸先輩方に相談しても、「何それ?」、「人来るの?」、「お金の匂いがしない」など。金融機関や経営コンサルタントからも「あり得ないでしょ」と。

まあ、自分の生活のことや、お金のことなど考えずに、残り人生でぼくが未来の社会のために何ができるか、と考えて始めたことなので、前述のご指摘はごもっともです。

『生きてれば大変なこともあるかもしれないけれど、何とか力強く生きていって欲しい』

そういう人たちが、新しい世の中を作っていってくれたらと、今でもほとんどそれだけを思っています。

一般に「教育」というと、聞こえが良いのか、簡単そうに思えるのか、やってみようとしたり、実際に始めたりした人は知人の中にもいますが、結局始められなかったり、始めたけれどすぐにやめてしまったり。そんな中で、ぼくは大変ラッキーだったのだなと思います。

『生きてれば大変なこともあるかもしれないけれど、何とか力強く生きていって欲しい』

そのために今、何が必要なのか。(もしくは、何は実は不要なのか)
これだけ多様な社会の中で、画一的に指し示すことなどできないと、少なくともぼくにはできないと思っています。だから、一人一人に、そっと手渡すように。そしてそのためにぼく自身が毎日悩みながら準備をし、授業をし、その結果を振り返り、まとめをしています。


ところで、ではいったいぼくは子どもたちに何を手渡しているんだろう。
現時点のぼくが意識しているのは、【盾】【剣】【仲間】【仰ぎ見る星】です。

□ 盾
   「攻撃は最大の防御」なんて言ったりもしますが、
   ぼくは、しっかり守ることは基本であると考えています。
   今の時代、これからの子どもたちにとって、何が盾となるのでしょうか。
   ・ 正しく読んで聞いて、
   ・ 論理的に考え、自分の意見を述べる
   ・ 未だに「学歴」というものも通用する場面もある
   (これはでも、まあ簡単な部類)

□ 剣
   でも、盾だけではダメなんですね。足りないんですね。
   強みを活かす、長所を伸ばす、誰もやったことがないことにチャレンジする。
   それは「学校の勉強」の範囲内でも良いし、そうでなくてもいいのですが、
   一人一人の長所と可能性を見いだして伸ばしていくことは、
   本当に難しいことだと日々痛感しています。

□ 仲間
   それでも、まだ弱いんです。
   人は一人では生きていけない。仲間がいた方が良い。
   ただし、今までの仲間の作り方は「同類」を集めることであったと思うのです。
   ぼくが心がけているのは、「異類」の組み合わせを考えること。
   そして子どもたち自身に考えてもらえるようになること。
   「友達」じゃなくて良いんです。(それは個々人が勝手にやれば良い)
   友達じゃないんだけど、仲間なんだよ。
   年齢、性別、住んでいる場所、文化、価値観・・・が異なる人たちと集まる機会については、まだまだできていないところがあるので、これからの重点課題です。

□ 仰ぎ見る星
   そして、それでもまだ十分ではないと考えています。
   これだけだと、思い上がった人間を増やすだけになってしまいかねません。
   自分の限界の、さらに先に、もっともっと世界が広がっていること。
   宇宙の神秘、大自然の偉大さ、思考の限界までたどり着こうとした過去の偉人たち、、、
   それらを通じて、広い視野と高い志を持った、
   ぼくから見ると、異次元に優秀な人たちとなって未来を切り開いていって欲しい。
   これはぼくの願いです。


この春も、数名の子どもたちが巣立っていきました。

期待していますよ!



読んで良かった、大変だ。『収容所のプルースト』

最近読んで、人に(子どもたちも含めて)薦めまくっている本です。 『収容所のプルースト』(ジョゼフ・チャプスキ) 読みどころは2つあります。 1.極寒の収容所。文字通り一寸先は闇の中で、捕虜たちの取った行動は?    ポーランド人画家であったチャプスキは、1...