一番厳しい評価者にさらされる。

「いやー、厳しいなあ・・・」

ぼくにとって、一番厳しい評価者は
一人一人の子どもたちです。

子どもたちは、残酷です。容赦がありません。忖度してくれません。辛抱もしてくれません。感情のまま行動し、発言します。仲良くしておけば将来仕事もらえるかも・・・下心もありません。
それに加えて、成長が著しい(変化が大きい)。

一方ぼくも、こういう性格ですので、
媚びたり、ご機嫌を取ったり、その場を単におもしろいと思わせたり、逆に脅したり・・・と、したいとも思わないし、その能力もありません。子どもなんて適当にごまかせるだろうとは思えません。また、他にできることがないから仕方なくこの仕事をしているわけではないと思っていますし、ゼニカネ欲得でやっているわけではないというプライドもあります。10年後20年後に振り返って、「良かったな」と思われるために、今何ができるか?
お互い(!?)、未来のある一人の人間 vs. 一人の人間として。

結果として10年間、毎週毎週、60~100人の厳しい評価者にさらされ続けてきましたがいまだに、「いやー、厳しいなあ・・・」と思うことしばしばです。

いや、厳しい。


アルバイトをしてくれているのも大学生なので、彼らもまた成長段階です。

「覚えたことを話せば良くて、楽で時間を効率よくお金に換えられる」
と思われてしまっては、子どもたちにとっても、ぼくにとっても、そして何よりその学生にとっても、非常によろしくありません。特に、東大なんか行っているわけだから、小さくない割合で社会で責任を担う立場になっていく人たちなので。

授業後に時間があれば、できるだけいろんな話をしながら、今やっていることを正しいとらえ方をすることで、如何に将来にとってプラスになることか。いわゆる先生にならなくても、教える立場、教わる立場になることは、社会で生きていくことそのものであること。そのノウハウを実体験+理論で習得できる機会であること。(賢い人たちなので、概ねわかってくれているかな)


そして、ぼくも必死に彼らについて行くことで、成長させてもらっています。

逆に、子どもたちがいない時間は、
ぼーっとし過ぎかな。。。


そういう意味で、MBAのためのGMAT対策でいらっしゃる社会人の方々は、
みなさん大人なので、話が通じる。
ほっとします。


#写真は、下北沢のギャラリーです

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