親よりバカな塾

20年後の未来のため、青山プレップスクールです。


受験なんかを経験すると、よくわかること。


ぼくがどんなにがんばっても、
親のばかさには、なかなかかなわない
ってことです。


日々の中ではですね、
わりと、ぼくも健闘していると思うんです。

先々のことを考えて、
その子の特性や、周りの環境を考えて、
今、何を学ぶのがベストか?
今、何を伝えるべきか?

まあ、こっちはそれしか考えていないわけですから、
それ以外のこともたくさん抱えていらっしゃる、お父さま、お母さまに対しても
言えることがあったりするんです。



テストで点取るにはどうするかとか、
○○算は、どう解くか、
とか、そんなどうでもいい (あ、言っちゃった) ことでなくて。



何を褒め、何に対して 『ダメ!』 というのか、
その言い方はどうしたらいいのか、

困難に直面したとき、
そもそも、困難に遭わないように、こちらで準備しておくのか、
解決策を教えてしまうのか、一緒に考えるのか、突き放して自分で考えてもらうのか、

油断、慢心、怠け心が出てきたときに、
ガツンとやるのか、痛い目に遭うまで放っておくのか、もっと調子に乗らせるか・・・



100人いても、誰一人、同じ子はおらず、
一人ひとりも、その時々で違って見えることもあるので、
はっきりいって、大変です。

こんな大変なこと、バカじゃないとしないと思うんです。
賢い人は、手を出さないです(笑)。



でもどんな賢い人でも、いったん親となると、
そうもいかない生命の神秘。歴史のマジック。
その矛盾、その葛藤やいらだたしさ、
それでも見捨てようなんて考えてもみないし、
(仕事なら、見切りをつけることも大切なはず)
同時に存在する、何とも言えない充実感のようなもの・・・
そういう気持ちを共有しながら、『親よりバカ』を目指しています。



できることは、全部してあげようと思って、
あー、命削ってやってるな、と思うときもあります。



でも、でも、当たり前と言えば当たり前と言えるけれど、
共有している時間も、質も、
やっぱり圧倒的ですよね、親って。  (いまさらながら)
山よりも高く、海よりも深いです。。。

それを痛感しながらも、
でも、だからこそ、第三者だからこそ、できることもあるはず、
量と質で負けるなら、知恵と経験で勝負するしかない。


頭良さそうな塾ならたくさんあるだろうけど、
ぼくは、親よりバカな塾を目指しています。


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