学校選びが、とても悩ましい件 (中学入試編)

20年後の未来のために、青山プレップスクールです。


どこかの、かっこいい学校に入ることが、
勉強の目的ではない。


そうはいっても、どこかの学校を選ぶ必要は出てきます。

ぼくもよく相談を受けるのですが、
とても悩ましいと思っています。



今回は、中学入試編として、
今時点で感じていることをまとめておきます。


========


東京および近郊で、中学を選ぶとすれば、選択肢は主に、以下のようになります。
A: いわゆる御三家と呼ばれる学校に代表される難関私立校
B: 大学の付属校
C: 中堅の私立校
D: 女子校
E: 公立中学
F: 中高一貫の公立中学


ぼくが知っている限り (つまりは、そこに通った生徒さんを見たり、生徒さんから聞いたこと) で、
それぞれの良いところ、物足りないところを挙げると、
以下のようになります。


A: いわゆる御三家と呼ばれる学校に代表される難関私立校

   ○ 授業内容は、さすがと思えるものが多く、
     そういう環境で勉強できることは、幸せだろうな。

   △ 授業内容は、かなり抽象的な高度なレベルになるので、
     一度ついていけなくなると、挽回が大変。
     すると、特に男子なんかは、勉強じゃない方向に意識が向いてしまうことも。
     ○成で成績が下の方でも、世間的には勉強かなりできる方だからね
     逆に、ギターやサッカーが、○布で一番うまくても、世間的には・・・
     中学生であれば、いろんなことに興味を持つことはいいと思いますが、
     そして、勉強も別にやれば、遅くとも高3までには追いつけるであろうに、
     投げ出さないでね。


B: 大学の付属校

   ○ こちらも、考えられた授業や、先生の意気込みを感じる授業があります。

   △ 生徒側が、そのテンションについていけないことが、ままあるかなあ。。。
     ある意味、既得権者になってしまって、
     このまま大過なく、ほどほど、そこそこやっていればいい、
     ということが、先輩などを通じて、伝わっているんじゃないかなと感じます。
     おもしろがって、「よーし、やってやろうじゃないか!」と思えれば、
     もっと楽しめるんじゃないかなと思います。


C: 中堅の私立校

   ○ 受験実績を上げたいという学校側の思惑があるのでしょう。
     受験の指導に力が入っていると思います。

   △ 一方では、受験に出ることを、パターンとして身につけさせよう、
     予備校チックな印象です。
   

D: 女子校

   女子校は、ちょっと特殊だなと思っていて、別立てにしています。

   ○ こちらも、受験指導に熱心だなと思います。

   △ とにかく、とにかく、宿題が多い。
     どうして?と思うくらい、宿題が多いです。
     じっくり意味を考えるとか、心からわかるという前に、
     宿題片付けなきゃ、という意識が優先してしまうのではとちょっと気がかり。


E: 公立中学

   ○ 本来の姿として、公立にはがんばってほしいです。

   △ が、実際には、塾に遠慮しているのか、
     管理業務が忙しいのか、
     いろんな子がいて大変だと思うけど、
     もうちょっとがんばれ!と思うこと、多々あり。
     でも、本当に、一番がんばってほしい!!


F: 中高一貫の公立中学

   ○ 学校によって個性はありますが、良いなと思います。

   △ 御三家も同様ですが、入るのが大変。
     公立なんだから、もっと受け入れたらいいと思うんだけど、
     そうすると、普通の公立と一緒になっちゃうのかな。


ごく限られた情報源からの、所感でしかありませんが、
ただ、偏差値の高い学校に入ればいいと言っているわけではないことは、
そして、その子にとって、その子の近未来にとって、
何がベストな選択なのかを一緒に悩んでいることだけは、
おわかりいただけたかと思います。



究極的には、
学校の1割の時間をもらえたら、
どこに行っても、どうせ一長一短なんだから、
足りないところをフォローしてあげればいいんだなと思っています。
だから、どこに行ってもいいよ、と。


そのためには、金銭面をなんとかしなければ、、、なのですが、
税金は、払うばっかりで。
(幸か不幸か儲けも小さいので、偉そうに言えませんが)

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