夏休みといえば、作文!

20年後の未来のために、青山プレップスクールです。



夏の不人気風物詩といえば、


「作文」


ではないでしょうか。






読書感想文であったり、夏の思い出であったり。。。


「税の作文」 なんじゃらほい。


何かあると学校はすぐに「作文」です(笑)。




この作文というヤツは、ぼくも、頭を悩ませることが多く。。。


『子どもらしい、今しか書けない文章』


というものがあるだろうと思うのです。



そういうのを、おとながやたらと手直ししたり、

または、書き始める前に、『書き方』なるものを教えてしまって良いものかどうか。。。



写真は、ある小学2年生が書いた作文です。
(特別に許可をいただいて、掲載いたします)

お父さんへ
おたんじょう日おめでとう!○○ は、お父さんのことが大すきです。なぜならべんきょうをやさしく教えてくれるから大すきあそぶときやさしいからだから大すきごはんのとき、わたしのすきなたべものをのこしてくれたりたべおわるのをちかくでまってくれたり「もういらない」といったときがあると「ちゃんとたべないとね」といいながら、でもたべてくれたりしてくれるから、だから大すきおふろに休みの日は、いっしょにはいってくれるから、だから大すきでかけるとき、でんしゃにのるとき、おかねをだしてくれるから、だから大すきねるときに本をいっぱいよんでくれるから、だから大すき 
いつもありがとう 
○○
●●●●年●月



これなど、

自然な気持ちが発語になり、

その自然な発語が、そのまま詩になっている

と思います。

『今』しか書けない文章だろうなと思うわけです。



しかしこの子がもっと大きくなって、ずっと作文が得意なままかどうか、

それは、何ともわからない。



今はただ、自然に書いているだけだけれど、

そのうちいろんなことを覚えたり、作文で褒められたり順位が付くことを知るようになる。

『良い作文』を書こうとするようになる。。。



一体、学校の作文好きは、何なんだろうと思うわけです。




もちろん、「書くこと」の大切さは、

ぼくはいつも、口を酸っぱくして言っている事。



しかし、そこで言っている「書くこと」とは、

◆ ものごとを、簡潔に、できるだけ正確に

◆ できるだけ、誤解を与えないように

「書く」ことであって、

いわゆる「文学的な技法」は、必要(必須)ではないと考えています。



「取材」の練習とかは、たくさんやって良いだろうなと、

そこには、甲乙を付けても良いのではないかと思うわけです。








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