塾に踊らされない勉強法

20年後の未来のために、青山プレップスクールです。


「ありありと」 状況をイメージする!


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社会のあり方そのものが大きく変わってしまう未来において、

今、受験のために必要とされている勉強は、必ずしも合致していない。

場合によっては、正反対の方向を向いている可能性がある。


そのためには、ぜひ保護者の方も、

【20年後の未来】

のことを想像してください。


□ 自分たちが、そうだったから

□ みんなそうやっているから

必ずしも、これが当てはまるわけではありません。

*基本のところは、変わらないと思いますが


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全体傾向から言えば、(ぼくがいまさら言うまでもなく)

日本全体として、下りのエスカレータに乗っている状態と言えるでしょう。

文化は爛熟し、喧々諤々政治は進まず、経済は停滞します。

何もしなければ下がり続け、前進しているつもりでも現状維持。


一方、アジア諸国、いずれはアフリカ諸国も、

かつての日本がそうであったように、上りのエスカレータです。

何もしなくても(言い過ぎか)、勝手に物事が好転していきます。


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ぼくは、以下のように考えます(目新しいことはありませんが)。


1.決められた手順を、決められた通りに行う仕事は、機械化される

   *実は、現在の仕事のかなりの部分が、そうではないかと心配しています


2.「なんじゃそりゃ」と、わけのわからない状況で、最善解を出さなければならない

   *前例のあること、答えのあることは、機械化される


3.上の世代とは、利害が相反してしまう

   *哀しいことですが、縮小するパイの奪い合いです


4.集中から、分散へ

   *寄らば大樹 ⇒ 寄らば自分の感性


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だからこそ、ぼくが大切にしたいことは、

□ 「わからない」ことを楽しめること

   初めての状況、人生で二度とない問題にどう対処するか? わくわくするよね!

□ 「異質」を楽しめること

   能力別クラスなんて、、、管理側の都合
   珍しいものを、愛でよ!

□ 自分で判断し、行動し、痛い目にあうこと

   言われたことを、ただその通りやるなんて。。。
   ちょっと怖いけど、勇気を持って!

□ 生き物が、好きであること

   意のままになる(?)ペットを除いて、生き物への興味が不足してないか?
   人間も生き物だし、ぼくたちは他の生き物を食べて生きている。
   

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大変前置きが長くなってしまいました。

≪塾に踊らされない勉強法≫


学校の勉強で一番大切なのは、『想像力』を養うことです。
想像力が、すべての起点になります。


□ 物語の一場面を、「ありありと」思い浮かべられること
   それができれば、問題なんて、簡単簡単

□ 算数の文章題の状況を、「ありありと」思い浮かべられること
   解き方なんて、知らなくっても大丈夫!

□ 理科の実験を、「ありありと」思い浮かべられること
   実験上の注意なんて、想像力の問題

□ 歴史の出来事を、「ありありと」思い浮かべてみること
   暗記することが目的じゃないよ!

□ 『源氏物語』の場面を、「ありありと」想像すること
   文法解釈が目的じゃないよ!

□ 物理は、目に見えない力の働きを「ありありと」想像する科目

□ 化学は、目に見えない粒々の動きを「ありありと」想像する科目

・・・


解き方暗記で、適当に数字を拾って、公式に当てはめるような勉強を、
いくらしたところで、楽しくもなければ、役にも立たない



どうやって、子どもたちの想像力を引きだすか、
想像力を広げるか、
羽をつけて羽ばたかせるか



それが、教える側が一番考えなければならないことだと思っています。




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