(就活)コミュニケーション能力とか、ウソだと思う

20年後の未来のために、青山プレップスクールです。


今年の大学4年生の就職活動は、長期化しているようですね。

大企業で見ると、それほど採用状況は悪くないようですが、
震災の影響もあり、長期化していると。


ところで、最近の企業が求める人材像とは。。。

   ★ コミュニケーション能力
   ★ 論理的思考力
   ★ 人間力

が人気だそうです。

が、実態は違うだろう。。。とぼくは思っています。


たしかに、『ゆとり世代』と呼ばれる世代に対する、
ある程度の特別な配慮はあるとして、
根本的な部分は、
良くも悪くも、変わらない、変えられないだろうと思うのです。


たとえば、『コミュニケーション能力』

自分の考えがしっかり定まっていないから、
そして何を言っているのか、自覚が追い付いていかないから、
言っていることが支離滅裂になる。

借りてきた言葉になる。
即意当妙な答えができない。

相手の言っていることを、自分のフレームの中で、
自分に都合の良いようにしか解釈できない。


少子化になり、ネットが普及し、ムラ的になっている現代で、
そういうことは、しばしば見られると思いますが、

それって、よく考えれば、
今に限ったことではありませんし、
『ゆとり世代』に限ったことでもありません。

率直に言ってしまえば、ぼくにもそういう面はあります。
(社会で生きる以上、当然だとも思っています。
  あー、こういうこと言えば良かった、
  もっとああ言えば良かった。
  言い過ぎた。
  そんなことだらけです)


そんなことは、採用担当者は当然わかっているはずで、
20歳そこそこで、完璧な受け答えができる方が、
特別というか、ある意味ちょっと不思議。。。
もっと言えば、ちょっと気味が悪い。。。と感じるはず。
社員を、完璧な営業マシーンなどにしようと思ってれば、諸手を挙げて歓迎でしょうが。


つまりは、全然そんなことを求めていないのに、
会社はそのようにアナウンスしている。
これは、どのようなことかというと。。。。


会社の指示や意図を、きちんと理解し、または汲める人でないと困りますよ。


社会全体が、臆病になっている現代。
『リスク管理』、『○○管理』、『○○管理』。。。

細かく細かく管理することが必要だ!

すべてを細かく管理して、誰からも突っ込まれないようにすること!

そんなことに、汲々となって、膨大な労力が費やされているように思います。


だからちょっとだけ、


会社の指示や意図を、きちんと理解し、または汲める人でないと困りますよ。

という風潮が強くなっていることは、
責任の大きい大企業の場合、仕方がないのかなと思います。



そして、
実際に、就職が決まった子と、なかなか苦戦している子。
純粋にコミュニケーション力という意味で、本当に差があるのかというと、
ちょと疑問。。。


むしろ、際立って努力や能力を感じさせる子。
1つのことを(他人からはどう見えるかなんて気にせず)、一生懸命頑張った子。
どこかに、100点を付けられる子の方が、
全面80点の子よりも、有利に働いているように感じます。

逆に、100点がある子は、他に30点のところがあったとしても、
それすらもが、長所(かわいいところ)とみなされる。


だからと言って、今から急に、何か突飛なことを始めなさい、
ボランティアをやった方がいいですよ、
などとは、ぼくは言いませんし、思いもしません。


自分の足元を見つめると、
そんなものは、たくさん出てくるものだと思います。



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