自分勝手な子どもにしないために

20年後の未来のために、青山プレップスクールです。

最近
「何かうまくいかないことがあると、他人のせいにする」人が多いなと
感じることが少なくありません。

でも、それが本当に「最近」だけのことなのか、
昔からずっとそうなのか、
むしろ最近は実は減少傾向にあるのか、すら、
本当のところ、ぼくにはわかっていません。

それどころか、
「この人自分勝手だな」、「他人や周囲のことをちっとも考えてないんだな」と思うのは、
あくまでぼくの主観であり、
それすらもが正しいとは言い切れません。


人間は本来的に自己中心的であるというか、
生命である以上、自己保全の本能が備わっているはずです。

その「本能」に抗ってというか、「本能」以外のものも使って、
何とかしていこうというのが、「知性」だと思います。

怒りにまかせて、「本能」をむき出しにして、他人を攻撃する、
それは「本能」に支配され、束縛され、流されているだけだと思います。


さて、残念ながら、子どもというのは、親のちょっとしたしぐさや言動から
学習する能力に、大人が思っている以上に優れていると思います。
そうでなければ、「言語」や「文化」を吸収し、使いこなすことは不可能だと思うからです。


親も人間である以上、完璧な人間であることは不可能です。
学校の先生も完璧ではありません。
もちろんもちろん、ぼくなんかとてもとても。。。

しかし、だからこそ、

『少しだけ自分を疑ってみる』

「疑う」ではありません、試みに「疑ってみる」

そういうことを生徒さん達にアドバイスしています。

それとともに、数学と、法律のことについては、
今やっている教科に関係なく、雑談として時々まぜるようにしています。
「Justice」なども良いネタです。


自分が当たり前だ、常識だ、
と思うことも、少しだけ疑ってみる、
見る角度を変えてみる

すると、そこに新しい世界が広がっている場合もある。


そういうことが、本当の「知性」であり、

塾で必死に叩きこまれた、「旅人算」とか、「つるかめ算」とかが、
賢いということとは、全く関係がないと、
ぼくは思います。

「あの塾に通ったから」合格できた、
「あっちの塾はダメだけど、こっちの塾は良いらしい」
そうではなくて、如何に自分を起点に発想し、
周りを活かして、自分をより活かす
という方法を、模索すべきではないかと思います。

そういう能力こそ、社会で求められ、また社会で活躍できるための能力であると思います。



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